放送局の裏の裏。



偉大なる社長発言その2

ついに脱巨人戦中継への布石となる発言が、
キー局社長の口から飛び出した。
他局も追随するのかはわからないが、
確実に巨人戦中継の立場が危うくなっていることは確か。

民放に勤務する立場としては、
巨人戦はハッキリ言って「厄介者」だ。
視聴率は取れず、
放送権料は時代遅れなくらい高いうえに売れないから、
やればやるほど赤字。
お荷物としか言いようがない。

だから、この発言をきっかけに、
中継を減らす方向に進むことは望ましい展開だ。

でも、果たしてそれでいいのだろうか。
巨人戦中継を減らしていくことは、
プロ野球全体のマイナー化を意味する。
このまま野球が消えてしまうんじゃないか、
そんな大きな不安すら生まれてくる。
一野球ファンの立場に立つと、
「なんとかしてくれ」と言いたくなるのだ。

「なんとかする」ために、
野球中継に関わるあらゆる人々の意識が変わってくれれば、と思う。

まず読売グループに危機感を持ってもらいたい。
今の半分から3分の1程度に放送権料を落とし、
大リーグのように観客を楽しませる趣向を凝らし、
プレー自体の質をあげて魅せる野球をしてほしい。
他の球団ももちろん同じ。

放送局には、中継の数を少々減らしてもいいから、
野球中継というコンテンツを継続させてほしい。
今まで視聴率を支えてきたのは、巨人ファン・野球ファンの視聴者。
経営的に見ると厳しいのはわかるが、
各局、特に日テレは支えてもらったという意識を持って、
視聴者にお返しをしてほしい。

スポンサーには、少々の効率の悪さを飲み込んで、
野球中継への提供をしてほしい。
環境や世界遺産を扱うような高尚な番組には、
喜んで提供するスポンサーはたくさんある。
同じように、野球文化を守るという志を持つスポンサーが
出てきてもいいんじゃないだろうか。

そして一番大切なのは、野球ファンの声だ。
プロ野球は面白い、すごい、カッコイイ、
そんな単純な言葉で十分だ。
プロ野球の魅力を自分の言葉で周りの人々に語ってほしい。
そんな言葉がひとつでも局やスポンサーに届けば、
意外なほど大きな影響を与えるはずだ。

勝手な理想ばかりを書き並べてみたが、
一野球ファンである俺の正直な気持ちだ。
野球中継が死んでしまう前に「なんとかなる」ように、
俺は俺なりの努力をしたいと思っている。
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by drive-2-iko | 2005-07-02 12:06 | テレビ
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社会人7年目。放送局に勤務する日常をつづります。
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