先日取り上げた大阪桐蔭が危なげなく2回戦を突破した。
そのとき書いた〝やっぱり高校生だから…という面〟が出て、
1回戦ではエース辻内が予想外の乱調。
1年生中田の投打にわたる活躍でなんとか乗り切ったという感じだったが、
今日は横綱相撲と言えるような内容だった。
彼らに期待して集まった満員の観客も、
十分に満足しただろう。
辻内はなんと、19奪三振の大会タイ記録。
そして4番平田は、高校記録をさらに伸ばす66本目のHR。
主軸がきちんと仕事をしての快勝に、
このまま波に乗ると手が付けられなくなる可能性は高い。
素朴ながらもよくしゃべる平田、
地道な努力でここまで這い上がった辻内。
人間的にも非常に魅力のある2人だ。
彼らをはじめ、力と華を兼ね備えた選手がそろっている大阪桐蔭。
次は強豪・済美VS春優勝の名電を下して勝ち上がった清峰の勝者が相手だが、
おもしろい試合を見せてくれることは間違いない。
今晩の「熱闘甲子園」が楽しみになる今日の試合だった。
8/16追記
大阪桐蔭、ベスト8進出。
でも清峰はエース古川を中心に、よく鍛えられたとてもいいチームだった。
辻内と古川の最終回の勝負は、
結果は古川の三振に終わったが、
今大会屈指の名勝負と言っていい打席だったと思う。
これぞ高校野球。
8/19追記
平田の3HRは、下手をすれば4打席連続HRだった。
高校野球をずっと見てきて、清原も松井も福留もすごかったが、
今日に限れば平田は紛れも無く「最強打者」だった。