「就職試験の小論文で難しいのは、
テーマに沿った内容を限られた時間で書くこと」
確かにそのとおり。
そんなに臨機応変にうまい文章を書くなんて、
小説家でも難しい。
でも、覚えてる文章をそのまま書けば、
難しいことなんてなにもないよね…。
小論文、というか就職試験では作文といったほうがいいのかもしれない。
これは多くの会社で採用されている試験のひとつだけど、
結構難しいという人が多いみたい。
でもちょっとだけ努力してコツさえ掴めば、
確実に通る試験でもある。
今日はそのコツを書いてみよう。
まず初めは、ちょっとの努力だ。
自分の過去の経験を、
800~1000字の文章にまとめてみよう。
テーマがないと書きにくいようなら、
ネットをチラッと見て目に留まった言葉でもいい。
それでも何を書いていいか…という人は、
マスコミ塾や通信添削を使うと楽かも。
ちなみに俺は3年の春ごろに、
ベネッセのマスコミ向け通信添削を利用した。
5回の小論文添削があって、12,000円くらいだったと思う。
5~6本書いたら、
その中でイチバンの自信作を見つけよう。
自分では選べないという人にも、
マスコミ塾などの客観的評価はいいかもしれない。
それひとつさえあれば、すべての小論文試験はもう通ったも同然。
どこの試験でも自分のイチバンいい作品を書けばいいのだ。
でもテーマが…と思う人も多いかもしれない。
そこは、まったくもって逆の考え方をしてみてほしい。
『テーマに沿った文章を書くのではなく、
自分の作品に、テーマを合わせればいい。』
小論文試験が始まって、唯一考えるのはそこだ。
出題されたテーマを、自分の作品に取り込む一文を5分で考える。
その一文を、自分の作品の中に付け足す。
あとは、何度も書いて覚えてしまった文章を、
そのまんま書き写すだけでいい。
具体的に書いてみよう。
例えば、俺の年にNHKで出題された「青」というテーマ。
俺は小説っぽい書き方をしていたので、
「ふと見上げると、青い青い空が広がっていた。」
という一文を最後の最後に付け足した。
覚えてきた文章の最後の一文を、
これに合うようにちょっとだけ変えて。
ほかにも、
過去の自分のことを書いているときに、
「まだ青かった私は」としてもいいし、
場所やモノの表現をしているところに、
無理矢理「青い○○」と付けてもいい。
テーマと言うと、
全体的にそういう意味合いを持たせないとダメと思いがちだけど、
こじつけでもなんでもいい、
とにかくどこかに「青」や「青をイメージさせるもの」があればいいのだ。
本来の小論文の趣旨からは外れるが、
少なくとも就職試験の小論文ではそれが通用する。
ちなみに俺は、
小論文試験を12回受けて12回通ってしまった。
そのすべてで同じ文章を書いて…。
一度お試しあれ。