放送局の裏の裏。



2005年 10月 25日 ( 1 )


著作権って厳しいです

大容量の一括録画装置、販売差し止め認める(朝日新聞)

※参考 株式会社クロムサイズ

俺が入社間もない「著作権てなに?」状態だった頃、
ネットでもらったスポーツ中継の音声を、
その翌日に番組で流した。
一度もらったものだから、
こっちで自由に使っていいと都合よく思っていた。
結果、始末書・詫び文を書き、
部長が謝りに行くという大変なことになってしまった。

いま考えるとありえないことだし、
放送局に入るなら知っておけ!ということだけど、
いまよりも、もっともっとおバカで無知だった俺は、
著作権が厳正なるモノであることすら知らなかった。

今回、著作隣接権の侵害の判決を受けた
株式会社クロムサイズ(以下クロムサイズ)は、
法律を知らないわけではないのだけれど、
その解釈で俺と同じように都合が良すぎたのだろう。
それも一種の無知とも言えるかもしれないが。

クロムサイズの主張としては、
「操作は入居者がするから私的利用となり、
著作権法の侵害にはならない」
ということだが、
それはちゃんちゃらおかしい。

それならUSENが先代社長のときに行っていた、
地方AMラジオの再送信と同じだろう。

有線放送の利用者が聞きたいというから、
勝手に録音して流し、それでお金を取ります。

入居者が見たいと思って機械を操作するから、
録画して流し、間接的にお金儲けします。

そのどこに違いがあるんだろうか。
違法性を指摘されてサービスを取りやめ、
現社長になって各局に多額の和解金を持って謝罪に回った、
USENの事例を見ればクロであることは明白だろう。

クロムサイズもこのシステムの開発に
けっこうな資金を投入しているんだろう。
ここで販売差し止めになるということは、
その開発コストがまるまる無駄になるということだ。
そうなる前に、開発に入る前に、
なぜ法の解釈について確かめておかなかったんだろう。
よっぽど自信があったとしても、
見切り発車するにはリスクが大きすぎる。

著作権のことについては、
俺はそこまで大きなことは言えないけど、
最低限の確認すらきちんとなされていない企業の商品を買おうなんて、
一消費者としては到底思えない。
[PR]
by drive-2-iko | 2005-10-25 12:22 | テレビ


社会人7年目。放送局に勤務する日常をつづります。
ご意見・ご感想・ご要望・
お叱り・苦情などは
tvradio@excite.co.jp
まで。
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
over the cou..
from over the count..
website
from website
communicatio..
from communication ..
samsung i600
from samsung i600
fattest woma..
from fattest woman ..
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧