放送局の裏の裏。



カテゴリ:ちょっと特別な仕事( 13 )


春番組の予算を組む

またしても、春から新番組を担当することになった。
昨年のインシーズンに俺が担当していた番組のマイチェンバージョンとはいえ、
当時はAP(アシスタントプロデューサー)。
今回はなんと一人立ちのP(プロデューサー)だとさ。
いいですかい、うちの会社。

なんせスタッフの中でイチバン若いんだよ、俺。
普通Pはイチバン年上。
若くても先輩方にビシッと言える、って人ならまだしも、
そんなに肝据わってないし。
口癖は「いーんじゃないですかねー」、
かなりテキトーだよ。
きっと予算もドンブリ勘定。
ホントにいーのかなー。

そんなPだけど、とりあえず予算を組んでみる。
ほぼ初めてに等しい作業…わけわからん。
出演ギャラがこれくらい、
取材交通費がこれくらい、
プレゼント代がこれくらい、
と細かい作業が苦手な俺が、とっても細かく費目と額を設定していく。
既に頭はオーバーヒート。
うーん、よくわからんけどこんなもんだろー。

でも、番組を作り上げていくのはめっちゃ楽しい。
D(ディレクター)さんと相談しながら、
出演者やタイトル、内容などを決めていく。
どうしたらリスナーさんに楽しんでもらえるのか、
どうしたらラジオを聴かない人を振り向かせることができるのか、
と喧々諤々。
なんだかラブレターの文面考えてるよーな心情だ。

果たしてこんなんでオモシロイ番組ができるのかは謎だけど、
とりあえず最初の一歩を踏み出した。
スタートまであと2ヶ月。
とりあえずなんとかやってみようと思う。
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by drive-2-iko | 2006-02-02 11:57 | ちょっと特別な仕事

お正月を写そっ♪

あけましておめでとうございます。

2005はブログというものに初めて接して、
なにげなく書き始めたんですが、
毎日たくさんの方に読んでいただけるようになって、
とてもありがたく、うれしく感じていました。

本来の目的である「文章力を戻すこと」も、
少しだけ達成できた1年でもありました。

2006は、
いま読んでくださっている方々にさらに楽しんでいただけるよう、
内容をより濃くしていきたいと思っていますので、
よろしくお願いいたします。

でも、精一杯ガンバるのは苦手なので、
自分なりのペースでそこそこに…。

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で、今日は初仕事。
いつもは9時まで寝ているのに、
珍しく朝6時におきたから結構眠い。

会社に来たら、
これまた珍しく俺以外にだーれもいない。
いつもは早朝番組担当のスタッフがいっぱいいるのに、
お正月期間は録音になってるから…。
かなり寂しい。

一応、各部を回って新年の挨拶をしてきた。
この時間にいる人は大抵泊まりの人だから、
みんなとっても眠そうだ。

そんな中でマスター※のT氏だけは違っていた。
やたらハイテンション。

「へーい、アケマシテオメデトー!!」

とハイタッチを求めてきた。
そのままハグされそうな勢いだ。
うげー、朝からそれはちょっと濃すぎるよ。
朝が苦手な俺にはついていけません。

しかも「2006記念!」とか言いながら、
顔を寄せ合い、カメラを自分に向ける、
あの恋人っぽいアングルで写真を撮られてしまった。
もしかして俺のこと、愛してる?
「あとでメールで送るよ」と言われたが、
丁重にお断りしておいた。

Tさん、俺は仕事があるんですっ!

※マスター
電波を送出する最終段階の部署。
すべての放送ラインが集約され、
マスター担当者はオンエアを常時チェックしている。
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by drive-2-iko | 2006-01-01 08:53 | ちょっと特別な仕事

選挙特番…ダレダレでごめんなさい。

今日は選挙特番。
いつもラジオって、
5人以下の人数でやってることが多いんだけど、
選挙はお祭りだからワイワイ・ガヤガヤしている。
50人以上はいるのかな。
いつもと違う雰囲気って、なんだか楽しい。

キャスター、ゲスト、フロアD、オンエアD、テクニカルD、ミキサー、レポーター、
票集計係、音素材編集、各党との連絡係、プロデューサーなどなど、
特番スタッフがぞろぞろ。
もちろん我ら編成も、枠管理や速報対応で走り回る。

選挙のときっていつも思うんだけど、
放送局って選挙に経費をかけ過ぎだ。
だってラジオでさえこれだけ人をかけていて、
テレビなんて表に見えているだけでラジオの5~6倍の人を裂いている。
全体の経費では余裕で億は越えてるだろう。
そこまでお金かけて、横並びで同じ内容やる意味あるのかい?

テレビの選挙特番は19時台から始まる。
ラジオはナイター中継があるから、
それ終わりの21時頃からが普通だけど、
ナイターが延長したら面倒だったりする。
今日の試合は展開が速いから大丈夫だそうだ。

で、深夜まで特番や速報での対応は続く。
今朝も早くから来てるから、既に眠い。
明日、遅出でもいいっすか?

9/12早朝追記
選挙、自民圧勝で終了。
選挙特番は自民・民主ほか各党に出演していただいたが、
声だけで表情が十分想像できる。

予想外の圧勝に浮ついてる自民、
代表の辞任もあって暗過ぎる民主。

でも岡田さんが辞めても大勢に影響はない。
小泉さんは任期終えても、
しばらくして第2期政権やるんじゃないの?
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by drive-2-iko | 2005-09-11 19:37 | ちょっと特別な仕事

開放感に浸り中・・・

よーやく政見放送の編集が完了!
すっげー緊張した。
こんなに緊張して編集したのは初めてだ。

なぜ緊張したかと言うと、
仕組みが複雑で、間違えるファクターが多いから。
ひとつひとつ複数の眼で確認しつつ、
ゆっくり確実にやっていかないといけないのだ。

政見放送を簡単に言うと、
各党が広告代理店に作らせた9分間の党宣伝番組。
その選挙区内で3人以上の候補者を立てている政党だけが、
政見放送をする権利を得られる。
そして、候補者数によって放送回数も多くなる。

大きな政党が持ち込んでくる政見放送にはAとBの2パターンあって、
どの放送枠にどちらのパターンを入れるか指定してくる。

ひとつの放送枠の中でいくつかの政党の政見を放送するんだけど、
その枠の中での順番も選挙管理委員会での抽選で決まる。

例えば30分の政見放送番組を作ってみよう。
その中に入るのは3政党。

<枠内順位> 共産党→民主党→自民党
<パターン>  共産党=B 民主=B 自民=A
<構成>    前枠→共産フリ→共産B本編→民主フリ→
             民主B本編→自民フリ→自民A本編→後枠

だいぶ端折って書いたけど、
構成の中のすべてのパートで中身が違うから、
これがミスを産むのだ。
その上に政党ごとの放送回数の違い、放送日の違いなどがあって、
さらにややこしい。
というわけで、緊張しまくったのだ。

もちろん普段から、適度な緊張感は持って番組作りはしているんだけど、
間違ったら何が起こるかわからないという状況は俺にとって初めてで、
かなーり気疲れしてしまった。
しかも中身がオモシロくないからね~(笑。

でもいろんな政党の人に会えて、
党ごとのカラーが見えたのはオモシロかった。
自民はやっぱり、
いい意味でも悪い意味でもエリートなんだな、
と実感したり。
いい経験ができたと思う。
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by drive-2-iko | 2005-08-31 23:58 | ちょっと特別な仕事

立候補者のオモシロ特権

先々週の日曜日、
今回の衆議院選挙の立候補者説明会なるものに、
政見放送担当者として出席、
政党の代表者の皆さんの前でいろいろとご説明してきた。

そこでもらった立候補者用資料をここ数日読んでたんだけど、
ちょっと面白いものがあった。
それは「道路交通関係法令説明資料」なる冊子。
へーっと思ったことを挙げてみる。

『通行止め』や『歩行者専用道路』など、
標識で通行が禁止されている道路については、
選挙運動に使用中に限り適用が除外されているので
通行することができます。
なんと!
選挙カーは標識無視ってもOKなんだ!!
すっごくびっくり。
街頭演説のために駐車禁止は適用されないのは知ってたけど、
歩行者天国でも通れるってのは知らなかった。
ちなみに、一方通行だけは逆行ダメだと。
そりゃ危険だもんな。

選挙カーに乗車する候補者および運転手については、
運転席、助手席に乗車する場合は
シートベルトの装着義務が免除されています。
シートベルトすら付けなくていいのか!
まあ、スピードゆっくりだからね。

時間制限駐車区間において、
街頭演説のために駐車する場合は、
パーキングメーターを作動させず、
またはパーキングチケットの発給を受けずに
駐車することができます。

時間制限駐車区間って、
道に白い線で書いてある駐車スペースのこと?
あれって全部、道路だから公のものだよな・・・。
民間だったら売り上げ減っちゃうから、問題だし。
公だからOKということでしょう。

などなど、選挙トリビア的なものがいろいろとあった。
選挙ってやっぱり、
特殊なものなんだなーと実感したここ数日。
さ、政見放送の準備をするか。
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by drive-2-iko | 2005-08-29 15:18 | ちょっと特別な仕事

選管の殺人的スケジュール

9/11の本番に向けて、
政見放送、選挙特番などの準備がほぼ整った。
ここ1週間ほどはけっこうな残業時間になったが、
そんなこと言うのが恥ずかしくなるほど、
働いている方々がいる。

それは選挙管理委員会の皆さん。
各政党に渡す政見放送のガイドを作っていて、
内容を選管の方に確認していただこうとFAXを送ったのだけど、
その返信の時間はなんと朝の4時。
翌朝「いつ寝てるんですか!」と聞くと、
「3日間寝てません」と返ってきた。

その後ちょっとお伺いしたときも、
怒号が飛び交うまでいかないまでも、
選管の部屋はピリピリとして緊張感が漂っていた。
お会いした方の目は充血して、
クマがすごいことになっていた。

ほんとに頭が下がる。
公務員は給料が高いと言うけれど、
それに見合った働きをしている人もたくさんいるのだ。
選挙管理委員会の皆さん、
あと3週間、体に気をつけてくださいね。
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by drive-2-iko | 2005-08-18 18:14 | ちょっと特別な仕事

選挙作業は難解・複雑

衆院選挙が9/11(日)に決まった。
至急、選挙特番の枠をあけて、
特別階段(ナイターの終わらせ方を5分刻みで設定したもの)を組むと同時に、
持ち回りで今回うちが担当の政見放送の準備をはじめる。

しっかしこれが難しいんだ。
選挙って候補者が下手すりゃ命がけでやるものだから、
もし落ちた人が主催側(=都府県)にツッコミどころを発見した場合には、
ほとんどイチャモンのようなレベルで裁判を起こされる、らしい。
だから主催側はなにもツッコまれないように万全を期す。
つまり、選挙要綱に難しい言葉でいろいろと言い訳や逃げ道を並べて、
あらかじめ了承してね、って言っておくわけだ。
これを読み解かねば、俺たちの作業は進まない。

難しい話がとっても苦手な俺は、
こういう作業に向いていない。
そんなやつが編成にいるのがおかしいと言われるかもしれないが、
認めます、確かにおかしいかもしれない(笑。
実際、D卓(ディレクターの席)に座っているほうが落ち着くし。

今後候補者に向けての政見放送の説明会、
その説明会で配布する政見放送の要綱冊子の作成、
実際の政見放送の音声収録、オンエアと、
食いきれないくらい大盛りのメニューが待っている。
食傷になるのは目に見えているが、
これを乗り切らねば夏を越えられない。

今年の夏も海、行けなかったなぁ・・・。
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by drive-2-iko | 2005-08-10 14:21 | ちょっと特別な仕事

衝撃と感動のオーディション・その4

「見つけた。」

思わず声に出て自分でハッとする。
俺からは何も聞くことはない。
この子で決まりだ。
初めて見つけた『金の卵』のあまりの大きさに、
対処の仕方がわからなくなっていた。
生まれて初めて「好きです」と言ったときと同じくらい、
脚がプルプル震えていた。

すべての審査が終わって選考に入った。
選考は3分で終わった。
議論する余地もなく、初めから決まっていた。
審査員が100人がいたら100人ともが、
この子を選ぶんじゃないかと俺は思う。

あれから3度目の夏を迎えようとしているいま、
彼女はまもなく20歳、見違えるように美しくなった。
いくつもの大きな企業のCMに出演し、
ドラマにも映画にも出始めて、
ついこの間、ある有名な雑誌の「注目の美女特集」で表紙を飾った。
テレビをつけていて彼女の姿を見ない日はない。

そんな大注目の新進女優だけど、
気負ったり、偉ぶったりすることは一切なく、
いつも自然体。
あれから一緒に仕事をしたことも何度かあったが、
いつも「おひさしです!」と笑顔で覗きに来る。
日本を代表する大女優になったとしても、
その人懐っこい笑顔は変わらないんだろうな。
いつか一緒にでっかい仕事をしてみたい。

人が気づかない才能を見出すのがプロだ、という人もいるだろう。
でもそんなことは極稀で、みんなにウケる魅力は、
万人にわかるくらいあふれ出ていることがほとんどなんじゃないだろうか。
ほら、あなたの周りにもいませんでしたか?
他校から見物に来るほどのかわいい子、カッコいい子。

そんな子と出会い、デビューに携わり、
ともに成長していく・・・そんな機会はめったにない。
ともにと言っても、一介の編成マンと超有望新進女優、
成長させてもらってるというのが関の山ではあるけれど。
これだから、オーディションはオイシーのだ。

追記:
その彼女が、某マンガ誌今週号の表紙に出ている。
元気そーでなにより。
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by drive-2-iko | 2005-06-01 10:10 | ちょっと特別な仕事

衝撃と感動のオーディション・その3

オーデション2日目。
例によって最初の2時間くらいは調子よく、
そこからはつらい時間が続く。

調子のいい時間に会う子と、
しんどい時間に会う子と、
同じ子を見てまったく同じ評価かというと、自信がない。
こっちもプロの端くれだから、
できるだけ基準は一定に保つ努力はする。
だけどやっぱり・・・

と考え始めていた午後4時ごろ。
もう今回のオーデションも終わりに近づいて、
疲れもピークに達しようとしていたその時。

彼女がやってきた。

彼女が部屋に入ってきたとき、
俺は履歴書に目をやっていた。
隣にいた寡黙な大先輩が珍しく
「オッ」と声を発したのを覚えている。
だけど見るまでもなく、肌で感じていた。
今までに触れたことのない、
凛とした、だけど柔らかい空気。
これがオーラというもんなんだろうか。

誤解を恐れずに書くと、
顔は超美人というわけではなかった。
どこにでもいそうなすらっと細い女の子。
なのに彼女から目を離せない。
溜まっているはずの疲れも既に感じない。
彼女なら、新宿のスクランブル交差点にいても見つけられる。
それほどの存在感を見せ付けていた。
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by drive-2-iko | 2005-05-31 10:07 | ちょっと特別な仕事

衝撃と感動のオーディション・その2

会場に着くと、
まだ集合時間まで1時間はあるのに
すでに十数人もの女子高生が集まっていた。
初めてのオーディションという子が多いためか、緊張感が漂っている。
この時点で書類審査を通過してるだけはあって、
みんなそれなりにかわいい。
重ねて言うけど、興味はないっすよ。
いやないです。
だからないですって。

ちょっとだけやる気が出たところで、
オーデションが始まった。
審査員は社内各部署から計6人。
俺を除いて、そうそうたる顔ぶれだ。
ペーペーの俺がこんなところにいていいのかと、
ちょっと弱気になる。

審査自体は1人10分、休憩10分をはさんで1時間5人ペース。
これが6時間×2日間続く。
はっきり言ってマラソンだ。
最初の2時間くらいまではいいが、
そこから先はツライ時間。
時々ランナーズハイがやってきて、
自分でも「これは面白い!」と思える質疑ができるのだけど、
テンション・頭の回転ともに衰えていくのがわかる。

一方で、待合室でもカメラは回っている。
次から次に、面接を終えて帰ってくる女子高生たち。
待合室で友達になった子と、「緊張したよ~」なんて言いあって騒いでいる。
短い時間だけど、彼女たちにとっては永遠のように長い時間に感じるんだろう。
面接が終わった後の顔。
緊張が解かれて、ほっとして出た素の笑顔。
いい顔なんだな、これが。

そんなこんなで折り返し地点に到達、初日が終わった。
爽やかな雰囲気で和ませてくれる人、
大阪のおばちゃん顔負けトークで爆笑をとる人、
驚くほどしっかりした人生感を語る人、
失敗して泣き出してしまう人。

イチバン驚いたのが、
部屋の入ってきたとたん「すいません!」と謝った子。
何事かと思いきや、
年齢でサバをよんでいたのだ。
「まさかで書類審査を通ってしまい、
引き下がれなくなってここまで来てしまいました。」
とのこと。
けっこうかわいいし、感じのいい子だったんだけど残念。

そして、運命のオーデション2日目が始まる。
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by drive-2-iko | 2005-05-30 00:48 | ちょっと特別な仕事


社会人7年目。放送局に勤務する日常をつづります。
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