放送局の裏の裏。



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衝撃と感動のオーディション・その3

オーデション2日目。
例によって最初の2時間くらいは調子よく、
そこからはつらい時間が続く。

調子のいい時間に会う子と、
しんどい時間に会う子と、
同じ子を見てまったく同じ評価かというと、自信がない。
こっちもプロの端くれだから、
できるだけ基準は一定に保つ努力はする。
だけどやっぱり・・・

と考え始めていた午後4時ごろ。
もう今回のオーデションも終わりに近づいて、
疲れもピークに達しようとしていたその時。

彼女がやってきた。

彼女が部屋に入ってきたとき、
俺は履歴書に目をやっていた。
隣にいた寡黙な大先輩が珍しく
「オッ」と声を発したのを覚えている。
だけど見るまでもなく、肌で感じていた。
今までに触れたことのない、
凛とした、だけど柔らかい空気。
これがオーラというもんなんだろうか。

誤解を恐れずに書くと、
顔は超美人というわけではなかった。
どこにでもいそうなすらっと細い女の子。
なのに彼女から目を離せない。
溜まっているはずの疲れも既に感じない。
彼女なら、新宿のスクランブル交差点にいても見つけられる。
それほどの存在感を見せ付けていた。
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by drive-2-iko | 2005-05-31 10:07 | ちょっと特別な仕事

衝撃と感動のオーディション・その2

会場に着くと、
まだ集合時間まで1時間はあるのに
すでに十数人もの女子高生が集まっていた。
初めてのオーディションという子が多いためか、緊張感が漂っている。
この時点で書類審査を通過してるだけはあって、
みんなそれなりにかわいい。
重ねて言うけど、興味はないっすよ。
いやないです。
だからないですって。

ちょっとだけやる気が出たところで、
オーデションが始まった。
審査員は社内各部署から計6人。
俺を除いて、そうそうたる顔ぶれだ。
ペーペーの俺がこんなところにいていいのかと、
ちょっと弱気になる。

審査自体は1人10分、休憩10分をはさんで1時間5人ペース。
これが6時間×2日間続く。
はっきり言ってマラソンだ。
最初の2時間くらいまではいいが、
そこから先はツライ時間。
時々ランナーズハイがやってきて、
自分でも「これは面白い!」と思える質疑ができるのだけど、
テンション・頭の回転ともに衰えていくのがわかる。

一方で、待合室でもカメラは回っている。
次から次に、面接を終えて帰ってくる女子高生たち。
待合室で友達になった子と、「緊張したよ~」なんて言いあって騒いでいる。
短い時間だけど、彼女たちにとっては永遠のように長い時間に感じるんだろう。
面接が終わった後の顔。
緊張が解かれて、ほっとして出た素の笑顔。
いい顔なんだな、これが。

そんなこんなで折り返し地点に到達、初日が終わった。
爽やかな雰囲気で和ませてくれる人、
大阪のおばちゃん顔負けトークで爆笑をとる人、
驚くほどしっかりした人生感を語る人、
失敗して泣き出してしまう人。

イチバン驚いたのが、
部屋の入ってきたとたん「すいません!」と謝った子。
何事かと思いきや、
年齢でサバをよんでいたのだ。
「まさかで書類審査を通ってしまい、
引き下がれなくなってここまで来てしまいました。」
とのこと。
けっこうかわいいし、感じのいい子だったんだけど残念。

そして、運命のオーデション2日目が始まる。
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by drive-2-iko | 2005-05-30 00:48 | ちょっと特別な仕事

衝撃と感動のオーディション・その1

最近あんまり楽しい話題がなかったので、
ここでちょっと気分を変えよう。
これまでたった5年の浅い経験ながら、
もっとも心に残っているあるオーデションのお話・・・。

たかがオーディション、されどオーデション。
シンドイけどオイシー、それがオーデション。
だけど、そのときの俺はまだ、そのオイシさを知らなかった…。

ある日、課長に声をかけられた。
「このオーディションの審査、編成代表でお前行って来い」

聞くと、女子高生限定のキャンギャル的オーディション。
おいおい、マジかよ。
俺は女子高生には興味ないって!
そういう趣味の人ならホラあそこにいるじゃ…
と言いかけて、危ういところで思いとどまる。

与えられた仕事は受ける主義だけど、
長い時間じーっと座って、
「特技は何ですか?」とか「部活は?」とか、
盛り上がらないお見合いみたいな、
しょーもない質問しなきゃいかんのか。
うへー。

一見華やかだし、審査する側は偉そうだし、
一般的に考えたら楽しそうに思う、らしい。
でも、1日何人もの見知らぬ人に会って、
気を使いながら質問をして、ってやってたら、
終わる頃には脳味噌筋肉痛状態。
オーディションの対象が自分の趣味にぴったり一致する人以外には、
かなりつらい仕事だったりする。

そんな感じだからもちろん、
当日は田舎のヤン車ばりのローテンション、
半分眠りそうな勢いで会場へとやってきた。

これからやってくる衝撃の出会いに、
この段階では気づくはずもなく。
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by drive-2-iko | 2005-05-28 20:32 | ちょっと特別な仕事

続・交流戦の視聴率

5/9の当ブログ「東京/大阪・交流戦の視聴率」で、
「交流戦の視聴率効果はあった」と書いた。

あの日は交流戦が始まってまだ3試合だったから、
ドラマの初回視聴率が『ご祝儀の数字』と言われるのと同様に、
物珍しさだけでの視聴率もプラスされていた可能性がある。
というわけで、ここまでの視聴率を比較してみた。

<関東>
■セ・リーグ(4/1~5/4)…12.6%
■セ・パ交流戦(5/6~5/22)…14.0%

意外と微妙な差になったように見えるが、
実はこれが大きな差。
たった1.4%だが、
関東地区だけで約55万5千人多く交流戦を見ているということになる。

もうすぐ交流戦も折り返し地点、
という時期での数字なので、
おそらく終わりまで大きく増減することはないと思う。

やっぱり、交流戦は通常のペナントレースより興味を惹き、
よりおもしろいと感じている人が多いと言えるだろう。
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by drive-2-iko | 2005-05-27 11:27 | テレビ

矛盾と自己保身…NHKの意識とは

Exciteニュース:NHKが大阪の高校に謝罪
NHK:プロジェクトⅩについての説明

NHKが正式に謝罪した。
でも、『取材の過程で事実確認が不十分だったことなどを認め』ての謝罪。
担当Dがよく確認していなかったから、ということか。

これでは、淀工の先生や当時の関係者の、
「事実と違うから訂正してと言ったが、放送直前を理由に断られた」
という発言の回答にはならない。

従軍慰安婦問題を扱った番組について政治的圧力があった、
とされる事件のとき、確か関根昭義放送総局長(当時)はこう言った。
「手を加えるべき点があれば、放送直前でも編集しなおすこともある」。

大いなる矛盾。
この点について、追及はないのだろうか。
俺が報道部の人間なら是非ともつっこみたいところだ。

『暴走族の資料映像を流すなど表現が行きすぎて誤解を与える点があった』
ともあるが、
これは番組を盛り上げるために事実にないことをでっち上げたものだ。
明らかに作為的で、「表現の行きすぎ」などでは決してない。
同じ放送人として、最も基本的で最も大切な意識のひとつが欠けている、
としか思えない。

正直言うと俺も、
「ここでこういうネタあったら盛り上がるのになぁ」
と思ったことはたくさんある。
でもそれがないから、苦労して盛り上げられるような演出を考えるのだ。
ないから作っちゃえ、なんてあり得ない。

話がそれたが、結局NHKの回答の趣旨は、
「1ディレクターのやったことなんで局としてはよくわかりませんが、
とりあえずごめんなさい」
ってことなんでしょ?

淀工側はどう反応するのか、気になるところ。
こんな謝罪文を送るNHKの組織としての体質は、
かなり寒い。
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by drive-2-iko | 2005-05-26 02:13 | テレビ

エイベックスの戦略

Exciteニュース「day after tomorrow」活動休止

SAYAKAの休業の原因は、
「day after tomorrow」ギタリスト北野の影響か?、
とおととい流れたばっかりだというのに、
このタイミングで活動休止を発表するのには恐れ入る。

SAYAKAの件と関係があると100%邪推されるだろう。
というか既にこの記事でされてる。
されたくなかったら、時期をずらすことは可能なはず。
しかもこの夏にベスト盤を出すんだったら、
その間直に発表したほうが売り上げ的にオイシイに決まってる。

それを見越してのこの発表、
「day after tomorrow」ボーカルmisonoのための
話題づくりと考えたほうがよさそうだ。
活動休止の話題によるベスト盤の売り上げ増より、
misonoの将来のほうを高く買っているということだろう。

misonoといえば、倖田來未の妹。
ハッキリ言って、姉妹ともに売り上げがパッとしない。
プロモーターさんは、けっこう頑張ってたのにな。
もしかすると、これを機に姉妹デュオで売り出したりして。
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by drive-2-iko | 2005-05-25 10:31 | そのほか

やっぱりやらせ?「プロジェクトⅩ」

時事通信より引用(5/23):
〝プロジェクトXの内容、「事実と異なる」=大阪の高校がNHKに申し入れ“
NHKのテレビ番組「プロジェクトX」で紹介された
大阪府立淀川工業高校(大阪市旭区、長谷川耕三校長)が、
NHKに「番組の内容が事実と異なる」として、
事実関係の確認などを申し入れていたことが23日、
分かった。

 番組は今月10日放送(12日未明再放送)の
「ファイト!町工場に捧げる日本一の歌」。
新任教師が合唱部をつくり、全国コンクールで金賞を取るまでを描いた。
番組では、当時の同校は荒れに荒れており、
退学者が毎年80人いたとか、
コンクール会場にパトカーが来たなどと表現していた。

 ところが、当時のOBなどから、
そこまでの事実はなかったとの指摘が同校に寄せられた。
このため長谷川校長が19日にNHKに対し、
遺憾の意を示すとともに、
番組内容について再調査した上で回答するよう求めたという。


いままでも噂はあったが、
「ついに来たか」という印象。
果たして本当にでっちあげの内容だったのか。
親が選ぶ子供に見せたい番組No.1(下記リンク参照)だけに、
続報が待たれる。

日本PTA全国協議会「モニタリングによるテレビ番組の実態調査」

5/24追記
昨日からあれだけ報道されてたのに、
なんでいままで(5/24 17:05)Exciteニュースに反映されなかったんだろう。
ちょっと不満。
Exciteニュース「プロジェクトX」打ち切り危機…また問題発覚」
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by drive-2-iko | 2005-05-23 19:25 | テレビ

矢田亜希子も怒られた?・・・芸能界の風紀委員

Excite ニュース : <気温30度>男性の2割は長袖上着着用 女性はゼロ

夏に長袖・・・上着・・・そんなの無理っす!
スタジオや現場、社内を走り回っている関係で、
冬でもTシャツ&ジーンズが当たり前。

人に会うときとか、系列会議を招集するときとか、
謝りに行かないといけない・・・ってときに、
た~んまにスーツを着ると、
暑くて苦しくて窒息しそうになってしまう。

だからコンパで、
「男はスーツ!」って言われると悲しくなるんだこらー!

だけど出演者によっては、ラフな格好を嫌う人もいる。
ある友人が過去に制作に関わっていたことのある、
大阪の長寿番組「アタック25」。
織田裕二・矢田亜希子出演の「ラストクリスマス」で矢田の主治医役など、
渋い役者として有名な児玉清氏が司会を務めている。

その児玉さん、若者らしい格好が大嫌い。
ラフな服装はもちろん、茶髪すら許さないという感じで、
スタッフは結構気を使うという。
プロデューサーはもちろん、
フロアを這いずり回るADまでスーツで収録にのぞむんだとか。
おかげで緊張感のあるクイズ番組が維持できるんだろうか。
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by drive-2-iko | 2005-05-23 15:00 | テレビ

新人アナ・デビューの影で・・・

そろそろ「初鳴き」の季節がやってきた。
「初鳴き」とは、新人アナウンサーのデビューのこと。
局によって、
初めてテレビでしゃべることを指す場合もあるし、
初めてニュースを読むことを指すこともある。
とにかくプロとして初めての表に出る仕事が、
「初鳴き」=デビューなのだ。

ちなみにうちの新人は6月デビュー。
入社から2ヶ月。
そこまでの修行がけっこうおもしろい。
例を挙げると、

・窓を開けて大きな声で発声練習
 →下を歩いている人が「何事か!」とビックリする

・街の片隅に立って、通り行く人々の様子を実況
 →客観的にはぶつぶつ言っている怪しいやつ

うへー、表に立つのが嫌いな俺には、
絶対やりたくないことばかりだ!!

でも、厳しい面ももちろんあるようで、
詳しくは教えてくれなかったけど、
同期の女子アナによると「泣きたくなることもあった」らしい。
初鳴きのニュース読みが終わったとたん、
教官役のアナウンサーが初めて褒めてくれて、
思わず感動の涙・・・ということもよくある。

そんな感じで巣立っていくヒヨコアナたちだけど、
最初の1年は特に、見違えるように成長していく。
ビジュアルも、中身も。

さすがに1万数千人の中から選ばれているだけあって、
もともとかわいい子が多いんだけど、
やっぱ見られるってのは女性をキレイにするもの。
かわいい子はより美しく。
いまパッとしない新人女子アナも、
来年には美人アナになっていることだってあるのだ。
先物買いなら1年目ですぜ、ダンナ。
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by drive-2-iko | 2005-05-21 01:38 | 日々の仕事

「今日の福本豊」

西の友人から仕入れた「今日の福本豊」。

実況アナ「このピッチャー、どうやって打ったらいいですかね~」
福本「バットで打ったらええんちゃう?」

これで仕事になる局もすごいが、
オンエアで堂々と言う福本さんサイコー。
おもしろ語録の記録は絶対に破れない。

5/17好きなプロ野球解説者について

Exciteスポーツニュース:立浪450二塁打の新記録 福本超える快挙
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by drive-2-iko | 2005-05-20 01:02 | ラジオ


社会人7年目。放送局に勤務する日常をつづります。
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