放送局の裏の裏。



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男性は結果を求め、女性は好奇心を満たす

意外や意外、荒川選手は金メダルだった。
コーエンとスルツカヤが両方ミスするなんて、
考えもしなかった。
とにかく、日本最初のメダルはメデタイ。

平均視聴率についてはいろんなところで報道されているので触れないが、
個人視聴率を見て考えた。

先日のショート・プログラム(以下SP)、
男女の合計数字はほぼ同じ。
でも若い世代に限ると、30代男性がやたらと低いこともあって女性が圧倒的。

そして今朝のフリー(以下FP)。
うって変わって男性が急進、逆に女性はSPの3分の2程度に急落。
合計でも男性が女性を圧倒している。

SPで2選手が好成績を残し、
今日のFPでメダルが決まる!という展開から普通に考えると、
男性だけでなく女性もより注目するだろうと思う。
だけど下がるというのはどういうことなんだろうか。

注目度が下がった要因として挙げられるのは、
人気は3選手の中でもトップの安藤美姫選手がメダル圏外に沈んだことくらい。
もしそれで女性票が落ちたとするならば、
オリンピックフィギュアの見方に男女の違いが見えてくる。

まず男性はSPで好成績をあげたことが、
FPも見ようという動機となったことは明らかだ。
30代男性が5倍もの数字を出したことでもわかる。
男性は言ってみれば「メダルを取れる」から見るのだ。

一方で女性の多くは、特に30代以上は安藤選手が気になっていた。
それも純粋に競技を見たかったわけではない。
いろんな情報がワイドショー的に流され、
いったいどうなるんだろうという興味を誘われた結果、
SPを見てみようという人が多かったんだろう。
そして失敗した安藤選手を見て満たされた。
本当にフィギュアが好きだったら、
SP見て、FP見ないなんてありえない。
女性は「好奇心を満たす」ために見るということか。

男性は結果を求め、女性は好奇心を満たす。

ただしこの考察は、かなり乱暴な推測に基づいている。
しかも、1回きりの数字に基づいた浅はかなものでもある。
視聴率というのは曖昧なものだから、
平均を取らないと確かなものにはなっていかない。
なので、こういう見方もあるのか、程度でお願いしたい。

※追記
ちょっと誤解を生んだようなので追記。
女性が「失敗した安藤選手を見て満たされた」と書いたのは、
失敗に満足したという意味ではなく、
ワイドショー的好奇心が満たされたということ。
「精神的にキツイ状況」と報道されたことに対して、
「ああやっぱり」と納得したという意味だ。
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by drive-2-iko | 2006-02-24 15:21 | テレビ

ネット番組には要注意!

うちの制作番組をネットしているある地方局(A局)から苦情が来た。

「あのアナウンサーを出すとは何事だ!」

電話を受けた人は、すごい剣幕で圧倒されたらしい。
それもそのはず、うちの制作はやっちゃいけないことをやっちゃたんだな。
編成としては「やっちゃダメだよ」と言ってるんだけど、
新しく入ってきたDに引き継ぎ忘れていたようで。
知らなくても考えればわかることなんだけど…。

何がダメなのかと言うと、
ラジオとテレビのネット関係を無視したゲストブッキングをしたこと。
先週オンエア分にうちの系列『テレビ』のアナが出演したのだ。
そのネット局はラジオではうちの系列なんだけど、
テレビでは別の系列。

ややこしいので具体例を出して説明しよう。

ニッポン放送のネット番組。
フジテレビの系列なので、ウッチーをゲストに呼んだ。
それをニッポン放送が加盟するネットワークNRNに流した。

どっかーん。
苦情が殺到すること間違いナシ。

なぜなら、NRNの中には九州朝日放送(テレビはANN系)、
STVラジオ(テレビはNNN系)などがあるから。
ウッチーがテレ朝系に、日テレ系に出演するということになってしまう。
正式な手続きを経て、各局テレビ編成にも筋を通して、
ってやるとできないことはないんだけど、
勝手にやるなんて不法侵入みたいなもんだから、
ありえないことなのだ。

それを今回、知らずに(というか考えずに)やってしまった。
ネット局が少なくて他には被害がなかったのが不幸中の幸いだけど、
A局テレビ編成の人間が顔を真っ赤にして怒りまくったこと間違いナシ。
ま、当然だわな。

でも、それをスルーして流してしまったA局にも問題はある。
放送後に怒ってくるんじゃなくて、
放送前に気付いて差し替えを要求しなさいよ、
って言いたくなる。
おそらく、流しちゃってからテレビ編成に怒られて、
あわてて電話してきたんだろうと思う。

とか言いながらも、悪いのはこっちです。
制作担当者に代わってお詫びします。
ごめんなさい。
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by drive-2-iko | 2006-02-21 20:07 | 日々の仕事

2次利用ビジネスに力を入れる放送業界

ここ数年、テレビ局が映画に力を入れている。
最近の代表的なものを挙げると、
『NANA』はTBS、
『男たちの大和』はテレ朝、
『ALWAYS 三丁目の夕日』は日テレ、
そして言わずと知れた『踊る大捜査線』シリーズはフジ。
ジブリなんかも日テレだったりする。

各局とも制作費を出資し、
その割合に応じて興行収入を得る。
そして、ここからが本当の目的なんだけど、
地上波、BS、DVDなど2次利用で儲けるのだ。
これが結構大きくて、
いまや放送局の収入のひとつの柱となりつつある。

その証拠に、放送局のホームページを見てみてほしい。
どこの局もトップメニューのひとつに映画が入っていて、
大きな比重を置いていることがわかるはずだ。
映画は局にとってそれだけオイシイということなのだ。

ここ数年、放送業界は大きな嵐の中にいる。
ネットの台頭やBS、CSの普及などなど、
いままで王様だった地上波が脅かされている。
今後、CM収入が下がることは目に見えている状況で、
別の収入形態を作り出していかなければ、
たとえ最後の護送船団と言われるこの業界でも生き残っていけないかもしれない。
そこで目をつけたのが映画、
というかコンテンツの2次利用ビジネスだったのだ。

逆転の発想。
ネットや多チャンネルで出し口が多くなるということは、
ソフトの数が限られている現状では2次利用が増えるはず。
2次利用で儲けるためには、権利を持つ必要がある。

じゃ、自前で映画を作っちゃえばいい。
でも映画は制作費がテレビの比じゃないし、
ノウハウも異なるから、映画会社と共同出資にしたりして。
もとから2次利用を想定して契約しておけば、
出演者や脚本、配給会社にメンドクサイ申請する必要ないし。
うまいこといけば、フジの『大捜査線』やテレ朝の『TRICK』みたいに、
自分とこのコンテンツをそのまま生かすこともできる。

そんな感じで放送局は映画の世界に足を踏み入れている。
でも難しいのは、映画は当たりハズレがでかいことなんだよな。
うちでも儲かってる映画もあれば、
大損こいた映画もあったりする。
映画自体では儲かってるのかわからないけど、
2次利用でプラスってるみたい。
どの映画に出資するかの目利きができる人材が、
この事業の成否を握っているってことか。
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by drive-2-iko | 2006-02-16 18:17 | そのほか

作り手冥利に尽きる特番

「女王の教室」スペシャルの放送が発表された。
昨年度の第2クールで放送され、
最終回では25.3%を記録した。
平均視聴率でもブームを巻き起こした電車男に次いで2位と、
かなりの注目を集めた作品だった。

個人的にも
「このきっつい話をどう展開させるつもりなんだろう」
と興味を持って全話欠かさず見た。
一部不満はありつつも、
全体としてはとてもおもしろい作品だったと思う。

もともとドラマを作るときは、
人物設定を念入りに構築することが多い。
とくに主役級キャラに関しては、
家族や育ち、クセからお気に入りのブランドまで、
事細かに設定される。
もちろん過去の経験やエピソードなんかも、
「こういうことがあってこんな考え方をするようになった」というように、
そこそこ具体的に考えられている。

だけどそれは家を立てるときの基礎設計のようなもので、
表からはなかなか見られない。
マニアックな人気を集めたドラマなどは設定資料集などで見られるけど、
ほんの一部の作品だけだ。
今回「女王~」がその設定を明らかにするスペシャル版を作ることになったのは、
縁の下の作業が認められてスポットライトを浴びることになったということで、
作り手冥利に尽きることだと思う。

日テレ編成の本音としては、
数字を取ったドラマだし最終回後にも大きな反響があったし、
改編期のコマとしてはちょうどいい、
スポンサーも付きやすいし、くらいの認識だろう。
でも過去を知りたいという声が多かったのも事実だし、
それを実現させられるという喜びがサンスポ記事のPの言葉にも表れている。

制作者が納得いくモノ造りがしづらくなっている最近だけに、
どんな作品になっているのか、とても楽しみだ。
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by drive-2-iko | 2006-02-14 15:02 | テレビ

お祝いメール

晶子おねー様

よーやく結婚されたんすか!!
おめでとうございます。
幸せになられてなによりです。

以前仕事でご一緒したときに、
「まだやりたいことがいっぱいあるから、結婚なんてしばらくないなー」
とおっしゃってたのを思い出しました。
やりたいこと、だいぶ実現されたようですね。
俺も負けずにやりたいことやらんとなーと思います。
なかなかうまいこと行きませんけど…。

一度会社近くの焼き鳥屋で二人をお見かけしたことがあって、
まだ続いてるんだなーとは思ってたんですが、
周りに騒がれながらも隠すことなく堂々としてらしたのは、
結論が出ていたからなんでしょうね。

俺も有名人と付き合うときは堂々とすることにします(笑。
そんな気配はまったくないですが…。
とにかく、おめでとうございました。
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by drive-2-iko | 2006-02-10 09:11 | そのほか

NEWS不祥事でジャニーズ事務所は

今回のNEWS草野くん飲酒疑惑で、
前回処分された内くんがとばっちりを喰らっている。
そろそろ復帰のはずだったのが、
一転して期間延長。
さぞジャニーズ事務所は頭を抱えているだろう。

東スポが記事を掲載した翌日、
うちの社内にはものすごい数のブブカが飛び交っていた。
わが社の周囲のコンビニからは、一切ブブカが消えたんじゃないだろーか。
ジャニーズ事務所はあいまいな発表をしたけれど、
あの写真を見るとクロとしか思えないね。
だけど今回はNEWSの曲のオンエアを自粛するまでは至らなかった。

前回はオンエア自粛。
今回はオンエア継続。
その違いは、事務所が事実として認めたか否かということだけ。

ジャニーズ事務所としては、
前回は警察沙汰になったから認めざるをえなかったけど、
今回はなんとかこのままウヤムヤでいけそうだから、
身を切る必要はないと判断したんだろう。
いまいちパッとしないNEWSのグループとしての活動は休止しても、
けっこうオイシイ個人の活動は継続ということからもそう感じる。

そのグループ名に負けず、
なにかと話題を提供してくれるのはいいんだけど、
こっちのオンエアにまで悪い影響を及ぼす騒動は勘弁してほしい。

あと、仕方ない面はあるものの、
ジャニーズ事務所に多大なる影響を受けるこの業界の流れも情けない。
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by drive-2-iko | 2006-02-08 14:23 | 日々の仕事

膳場アナ退職はニュースか?

一昨日のNHK膳場アナが退職とのニュース。
なぜかその日のうちの定時ニュースに、
最終項目ではあったが入っていた。
オフィスには常にOAが流れてるんだけど、
同時に数人が声を上げた。

「ここでやらんでえーやんそんなことー!」

ストレートニュースだよ、ここわ。
ワイドショーじゃないんだから。
ニュースネタが薄かったのはよーくわかるんだけど、
だからといってまったく社会性のないネタを選択するのはどーだろう。
ハッキリ言って、そんなニュース編成をする報道デスクのセンスを疑う。

いやね、これをワイド番組内で話題として扱うならぜんぜんいいんだよ。
そういう話題をリスナーさんも求めてると思うし、
ワイド番組ならそれをオモシロオカシク掘り下げられるしね。
そこで話したことが、井戸端会議や営業トークのネタになったらいーなーと思うし。

だけど、ニュースでやってもなーんにも役に立たない。
退職することになりました、って聴いても「ふーん」って思うだけ。
リスナーさんもニュースにそんなこと期待してないっしょ。
まるで能を見に来たお客に漫才を見せてるような感じ。
舞台が違いすぎる。

昨日報道に行って、
当日デスクをした人はいなかったんだけど、
別のデスクにチクッと言っておいた、
ズバッと言えない俺の弱さ(笑)。
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by drive-2-iko | 2006-02-03 12:22 | 日々の仕事

春番組の予算を組む

またしても、春から新番組を担当することになった。
昨年のインシーズンに俺が担当していた番組のマイチェンバージョンとはいえ、
当時はAP(アシスタントプロデューサー)。
今回はなんと一人立ちのP(プロデューサー)だとさ。
いいですかい、うちの会社。

なんせスタッフの中でイチバン若いんだよ、俺。
普通Pはイチバン年上。
若くても先輩方にビシッと言える、って人ならまだしも、
そんなに肝据わってないし。
口癖は「いーんじゃないですかねー」、
かなりテキトーだよ。
きっと予算もドンブリ勘定。
ホントにいーのかなー。

そんなPだけど、とりあえず予算を組んでみる。
ほぼ初めてに等しい作業…わけわからん。
出演ギャラがこれくらい、
取材交通費がこれくらい、
プレゼント代がこれくらい、
と細かい作業が苦手な俺が、とっても細かく費目と額を設定していく。
既に頭はオーバーヒート。
うーん、よくわからんけどこんなもんだろー。

でも、番組を作り上げていくのはめっちゃ楽しい。
D(ディレクター)さんと相談しながら、
出演者やタイトル、内容などを決めていく。
どうしたらリスナーさんに楽しんでもらえるのか、
どうしたらラジオを聴かない人を振り向かせることができるのか、
と喧々諤々。
なんだかラブレターの文面考えてるよーな心情だ。

果たしてこんなんでオモシロイ番組ができるのかは謎だけど、
とりあえず最初の一歩を踏み出した。
スタートまであと2ヶ月。
とりあえずなんとかやってみようと思う。
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by drive-2-iko | 2006-02-02 11:57 | ちょっと特別な仕事


社会人7年目。放送局に勤務する日常をつづります。
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