各局趣向を凝らしていた選挙特番、
ネットニュースでも視聴率が流れ始めた。
読売新聞の記事では、
「日本テレビが12・1%、TBSが15・6%、
フジテレビは10・5%、テレビ朝日が9・4%」
となっているが、鵜呑みにしてはいけない。
これは番組の区切り方のマジックだ。
ちなみにNHKはダントツトップだから、
それを除く民放の話。
TBSが高かったのは、
開票が始まった20:00~22:00の2時間。
TBSは20:00~22:30を「乱!総選挙2005」の第1部として放送、
視聴率は15.6%、この時間帯ではトップ。
フジでは22時台が数字が高く、
22:20~23:15の「SENKYO WARS FNN総選挙2005」の第2部では、
12.4%をとって横並びトップを取った。
テレ朝は23台でようやく盛り返し、
22:30~27:00「選挙ステーション2005」の第3部は、
深夜にしては高い5.1%でトップ。
20:00~26:00の選挙特番を加重平均すると、
TBS… 11.3%
フジ… 8.7%
テレ朝…8.2%
日テレ…7.1%
となる。
ちなみに日テレ「バンキシャ」は20:00スタートの部、
頭20分だけで区切って12.1%としているが、
20分では評価の意味がない。
その直後から10%を割り込んで、以降最下位独走。
上記の読売の書き方には作為を感じる。
最後に中身についてちょっと。
TBSは、久米・筑紫の両巨頭を並べる戦略がいい結果につながった。
だけど二人をうまく融合できておらず、
それぞれのアクが表に出るだけに終わった気がする。
まあ、それぞれの特徴も出ていたけど。