多くの?困難を乗り越え、
よーやくたどり着いた3局目・最終面接。
いまいち良くない目覚めを、
冷たい水で無理矢理い引き締める。
いつもよりちょっといいネクタイを選んで、
2度目の正直に備えてみた。
そんなことで新たな気分になれる単純な自分を、
「いいやん」と思った。
もう通い慣れつつある道中、
ここまでの失敗を振り返る。
イチバンの弱点は咄嗟の切り返しだけど、
そんなのいまさら改善できるはずもなく、
開き直って思うまま素直に答えることにした。
控え室では、意外な再会があった。
この就活を通して美人にはたくさん会ったがけど、
その中でも1~2の女の子。
セミナーで仲良くなったものの、
就活のドタバタの中メールでたまに連絡を取るにとどまっていた。
思わぬ再開に2人だけ盛り上がるが、
周りの冷たい視線に一瞬で殺される。
でも、この子と同期になったらムフフフフ・・・
なんて妄想でリラックス(笑。
結構な人数がいた部屋から、
ひとり呼ばれ、ふたり呼ばれ、だんだん人が減っていく。
その女の子も先に呼ばれ、
かなりの時間待たされて、
もーええよって言いたくなってきたころ、
よーやく名前を呼ばれた。
よっしゃーガンバローと意気込んだのも束の間、
面接前にまた小部屋で待たされる。
そこから呼ばれて面接室の前でまた待ち。
忍耐力を見るためにワザと待たせてるのか?
と思ったほど。
いいかげんにせい!というのが本音だった。
そう思ったってことは、
やっぱりちょっとナーバスになっていたんだろう。
そりゃ長年思い続けてきた放送業界で、
しかも一度最終で落とされて、
やっとこさたどり着いた2度目の最終。
いま考えると気負いはありまくりだった。
そんな中、重厚な面接室のドアが開いた。
いよいよ、勝負の時。