放送局の裏の裏。



2005年 05月 31日 ( 1 )


衝撃と感動のオーディション・その3

オーデション2日目。
例によって最初の2時間くらいは調子よく、
そこからはつらい時間が続く。

調子のいい時間に会う子と、
しんどい時間に会う子と、
同じ子を見てまったく同じ評価かというと、自信がない。
こっちもプロの端くれだから、
できるだけ基準は一定に保つ努力はする。
だけどやっぱり・・・

と考え始めていた午後4時ごろ。
もう今回のオーデションも終わりに近づいて、
疲れもピークに達しようとしていたその時。

彼女がやってきた。

彼女が部屋に入ってきたとき、
俺は履歴書に目をやっていた。
隣にいた寡黙な大先輩が珍しく
「オッ」と声を発したのを覚えている。
だけど見るまでもなく、肌で感じていた。
今までに触れたことのない、
凛とした、だけど柔らかい空気。
これがオーラというもんなんだろうか。

誤解を恐れずに書くと、
顔は超美人というわけではなかった。
どこにでもいそうなすらっと細い女の子。
なのに彼女から目を離せない。
溜まっているはずの疲れも既に感じない。
彼女なら、新宿のスクランブル交差点にいても見つけられる。
それほどの存在感を見せ付けていた。
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by drive-2-iko | 2005-05-31 10:07 | ちょっと特別な仕事


社会人7年目。放送局に勤務する日常をつづります。