最近異動があって、
制作陣にもいろいろと変動があった。
で、音楽番組のプロデューサーが変更になったんだけど、
この方は初めての音楽番組担当、
初めてといえば音楽番組に初めて携わるヒトがみーんな、
ほんとにみんなが口をそろえて「なんで!?」と言うことがある。
この業界にいても意外と知らないもんなんだなぁ、とは思うけど、
確かにオカシナ習慣?だ。
それはラテ欄。
ラジオ・テレビ欄で、音楽番組を見てみてほしい。
例えば、金曜のミュージックステーションとか。
5/19(金)
Mステーション 今夜
福山雅治&安室奈美恵
大ヒット…デフテック
&レミオメロン話題曲
嵐&ウーバーワールド
お気づきだろうか?
なにか変じゃない?
デフテック…ウーバーワールド…
カタカナニナッテイル。
ホントは、
DefTech、UVERworldだよね。
でも、これは間違いじゃない。
意図的にこうしている。
正確に言えば、
局としてはちゃんと出したいけど、
仕方ないからそれで我慢している。
ラテ欄制作の流れを書くと、
放送局→配信社→新聞各紙という順に情報が送られる。
基本的には局が出す情報がそのまま反映されるんだけど、
新聞社には活字があったころの古い慣習がまだ残っていて、
使えない文字があったり、使えない言い回しがあったり、
放送局はいろいろなルールに縛られている。
そのルールにひとつに、
歌手・アーティストはカタカナ表記じゃないとダメ!
というのがあるのだ。
なぜだか全然わからない。
なんの意味があるのかもわからない。
でも、絶対譲れない、らしい。
だからORANGE RANGEはオレンジレンジだし、
sowelはソエル、MihimalGTはミヒマルGT(なぜだかGTはGT)、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONはアジアンカンフー…
ああ、メンドクサイ。
一部スポーツ紙などはいいらしいんだけど、
大新聞は全部ダメ。
そりゃ、プロデューサーも「なんで?」と思うはずだ。
めっちゃややこしいよな。
視聴者や新聞読者のこと考えてないよな。
末端中の末端のような話だけど、
このへんがやっぱり、
過去の栄光を引きずっていると見られても仕方がないところだと思う。
自分たちの仕事も反省しつつ、
頭をやわらかく、
リスナー&視聴者にわかりやすい番組作りをしないといけない、
と、この話題が出るたびに思う。